と、いうことでまたしても間が開いてしまった訳ですが、
細かいことは気にせず、本題です。

私がお留守のうちに毎年恒例のSIHHなるものが今年も盛大に開催され、
リシュモングループをはじめ参加したブランドの全てが
これでもかという程にまた新作を発表したようであり、

そしてウォッチランドは言うに及ばず、
この動きを牽制するかのようにゼニスやホイヤーなども
これまた強烈な新作を繰り出したりしていまして
これはこれは大変だ、となってしまっているのです。

その中でも名門中の名門たるヴァシュロン・コンスタンタン、
一昨年のハーモニー、昨年のオーバーシーズなどと、
近年は新型のインハウスムーブメント搭載機を連発しまくっているのでありますが

今年もまたとんでもないコンプリケーションを創りまくってしまったようで、
その恐るべき充実ぶりを公式サイトにて目の当たりにした私は、
何を隠そう一人で吹き出してしまったのであります。

まず目に飛び込むのは直径98mm、厚さ50.55mmというサイズで、
57もの複雑機構を持つという懐中コンプリケーション、57260。
reference57260
パテック様の175周年に登場したグランドマスターチャイム(の写真)を
初めて見た時には、
全面的にエングレーブされまくったケースと
ただ事ではない程に沢山のエレメントが同居しながらも
恐ろしいまでに格調高いそのお姿に

製作に関わった方々の大変な仕事量と
パテック様がパテック様であり続けることの厳しさを
感じてしまったような気がしまして、
思わず涙が出そうになったことを強烈に覚えているのでありますが、

その後私の免疫力は大分強靭なものとなったらしく、
今回の57260については、またやりよった、位の感覚であったのです。

これに加えて全てがチャイムを搭載しているという複雑時計が2種類、
ふーん、などと思っていたら、
なんとこれに加えて「天文時計」という、
これまたえらい大作が2種類追加されているというではないですか。tennmonn (2)
copernic
cyaimu
そして私的には一番気になるトラディショナル・クロノグラフ
・パーペチュアルカレンダー。
watch-recto
搭載するムーブメントはレマニア出身であり、
新規開発ではないようですが、
その方が私のような考え方の古い者にとっては
安定感が感じられて無意味に嬉しかったりするのです。
caliber
ケースと同素材で作られたと見られる、
絶妙な表情を見せるお月様が何とも味わい深いではないですか。

しかしながらこういった近年のバシュロンの目を見張るような新作ラッシュは
リシュモングループの後ろ盾があってこその事ではないかと
勝手に想像しているのでありますが、

いずれにしても名門というものは維持するのが大変そうだ、

と遠い東の果ての国で、そっと心配する私でした。


caliber (2)

画像は公式サイトより引用